2014年5月22日木曜日

ピエンツァで過ごすPartⅠ

 Buongiorno!
早起きして、早速窓を開けてみる
ひんやりして、ちょっと肌寒い。
渓谷に這う霧に一度お目にかかりたかったのだが、秋なんだろうか、残念。

さあさあ、とにかく朝ご飯、朝ご飯っと。


カメリエーラが、
テープルセッティングしてあるところなら、
どこでもどうぞと言ってくださったので
眺めのよいところで、カップッチーノと朝ご飯。
空気の清々しいこと!
美味い事!


中庭にある籐の椅子に座りながら、
今日は、一日のんびりこの町あたりで過ごそう。


今朝は、オルチャを肌で感じてみたいと思い、この丘の下へ降りて行く。
グーグル地図では、道があるのに、さっぱりわからない。
畑仕事をしていたシニョーラが、私にブォンジョルノ!とご挨拶される。
ついでに、、、勇気を出して道を聞いてみる。
わざわざ木から降りてくださって、地図を一緒に見てくるが、
ここらへんはみんな畑で、こんな道はないよっとおっしゃる。えーーーー?!
しかも、私有地だから入れないところがあるし、とにかく、戻って
アスファルトの道に出なさいと教えてくださった。
私も無謀なものだ。靴は真っ白になったが、なんとか出れた。

向こうにピエンツァが見える
こんなところまで来ちゃった!
あの丘から見えた緑の絨毯は、み〜んな小麦だった!
木々の匂い、どこからともなくハーブの香りが風にのって
やってくる。時が止まったような、鳥の声と
静かな静寂、そして、私ひとり。


この当たり前に見える田園風景、信じがたいが、その昔は、
粘土質の土壌のため、畑には向かなかったそうだ。
何百年にも渡る試行錯誤で土壌改良の結果、今に至るそうな。 
先人たちの努力の賜物、感謝しよう。

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