2014年5月24日土曜日

不思議なモザイク

Buongiorno!今朝は、早起きしてジャージに着替え、朝食前のウォーキング。
朝7時前くらい、ホテルの小部屋から。
まだ人影がまばら

朝のひんやりとした空気を吸いながら、サンタ・マリア・マジョーレ教会
あたりをお散歩。
教会はすでに開いていて、お掃除のシニョーラや出勤前の朝のお祈りを
しに来る人たち、観光客のいない、し〜んとした雰囲気に包まれて
なんかイタリアに住んでいる気分になってくる。

さて、朝食もまた最上階のリストランテ。 もっと暑くなればテラスでなのだろうが
まだ、朝と夜はちょっと小寒いローマ。
ハム類やチーズ、パン等は充実しているが、野菜らしい野菜がないので、
新鮮なフルーツをまるごと頂く。

今日の予定は、11時に予約がいれてあるボルゲーゼ美術館がメインだ。
っとその前に、かなり前に芸術新潮という雑誌で見てから気になっていた

”サンタ・プデンツィアーナ教会”、朝日に当たるここのモザイクを一目みたいと
思っていた。
場所は、このサンタ・マリア・マッジョーレ教会の後ろ側だ。
まだ時間が早かったのか閉まっていて、入り口には私と2、3人の観光客。
そこへ、ひょっこり現れた神父さま。
私に「日本人ですか?」お聞きになったと思ったら、
その後ろの方たちにも「あなたたちも日本人?」
どうみたって、東洋人ではない。
「いや、私たちはフランス人ですが。」
みんなで爆笑!
この絶妙のジョーク! 脱帽です!

中にはいると、この雑誌の筆者が書いていたとおり、朝日はキリストの
右手を照らし、モザイクが怪しげにキンキラ光り輝いてる。
著書によると、ここのモザイク後陣は現存最古(5世紀初)で
古代のリアリズムを残すとあった。
そのためか、光の当たり具合と反射でところどころ立体的に
浮かび上がって見える。
なぜかミステリアスで感動的であった。
ここの殉教聖女姉妹である”サンタ・プラッセーデ教会”が
マッジョーレ教会をはさんで反対側にあって、
そこにもお邪魔したが、ここのモザイクのほうが個人的には好き。

さあ、少し早めだが、そろそろテルミニ駅に向かおう。

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