2014年5月20日火曜日

あ〜サンタマリ〜ア!

切符売り場のおばちゃんに、ビナリオ(乗り場)は、電光掲示板で
確認してねと言われていたので、行き先の場所と時間、
乗る電車のナンバーを確認した後、ガチャコンと自動検札機に入れて
ホーム、ナンバー3に向かう。一番奥からA1、1、2 4、5と続いているが、
3がないぞ! なんで? 近くいた鉄道員スタッフのシニョリーナに聞きゃ、
「ウノ、ドゥ〜エ、その次がトレでしょ、わからんのか?」ときついお言葉。
ん??? でも、ない! っと隙間なくそこに現れた一人のラガッツォ。
いきなり、私にピサに行くのかと聞いてきた。 この人も迷子か?
いや〜ピサじゃなくてシエナだが。。。。と言った途端、そこのホームから
出発するから。 え? なんと2と4の間のホームに建物がたっているせいで
3が見えなかった。 ここだったんだ!と思ったら、この若者、「刻印はした?
よし、じゃこっちこっち。」とエラいサービスがよいではなか!
なんか、怪しい〜



しかも、スーツケースも引っ張ってくれて、電車の中の椅子の上の荷台に、
あの重いスーツケースをひょいっと乗せたと思ったら、
私の目をまじまじと見て、笑って両手でなにやらポーズしている。

ああぁぁぁ この男の魂胆は、チップかああ
まったく! 隙があった自分も悪い。
まあ、1ユーロくらいやっときゃいいだろってな訳で、渡したら
う〜んと言い出した。私もすかざず「じゃ、なんで私に尋ねた? 
消えろ!」って、言っちゃった。 自分でも信じられなかったけど、
曖昧な態度が一番良くないと思ったし、私が彼に尋ねて頼んだ訳でもないし。
その後、肩をすくめて退散していったけど。
まあ、良いように考えれば、このラガッツォが声をかけてこなければ
今頃、まだうろうろして、数少ないこの電車を逃していたかも知れないし。

とにかく、悪い事も教訓と改めて自分を戒め、Sienaの美しさに
気をとりなおす。
お!そろそろ、シエナだ!

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