に乗って、トラステヴェレまで。
またまた乗り場がややこしいが、人がたくさん待っていたので
多分そうだと思って行くと、そこに日本人女性発見!
もう11年もローマに住んでいるとおっしゃっていたが、住みやすいとは
言われなかったな〜。でも、私にしてみれば羨ましいかぎり。
次の次で降りると、トラステヴェレですよっと教えてくださった。
ご親切にありがとうございます。それで。。。。
ジャンニコロの丘まで、歩いて行けれますでしょうか?と
尋ねてみたが、「ふ〜む、歩いてはね〜ちょっね〜」というお返事だった。
さ、トラステヴェレに着いたぞ! この界隈、あ〜そうだそうだ!ここここ!
っと来た事がある4年前の記憶が蘇る。 道なりのトラットリア、相変わらず
外のテーブルで何かかんか食べてる観光客たち。
バールに入って、絞りたてのオレンジジュースが欲しい、トイレも借りよう。
最初は、不機嫌そうだったバリスタおばちゃん、なんか話しているうちに
打ち解けた。
サンタ・マリア・トラステヴェレ教会を正面に、右手の細い路地を
入って行く。
http://www.japanitalytravel.com/banner/comuneroma/saliamo.html
このサイトを見ると、歩いて行けそうだったのでどんどん歩いて行く。
結構、歩いている人もいるので後を着いて行くとだいたいジャンニコロ(笑)。
そして、階段を上がると、大きな泉が現れる。
名前からして小さくて可愛い噴水をイメージしていたので、このあまりの
大きさに驚かされ、思わずそばにいた若者カップルに尋ねてしまったよ。
ここから、Passeggiata del Gianicoloの散歩道が続く。
パオラの泉 |
イタリア統一に貢献したガリバルディ像がある ガリバルディ広場 |
ジャンニコロの丘 |
帰りはバスでとバス停へ向かう途中、幻のミニバス115がしゃ〜っと、
通り過ぎて行った。ま、次で行こうとバス停へ行くと、他のイタリア人夫婦
がお年寄りと話し出した。
盗み聞きで悪いが、どうやらバスの話をしている。
このばーちゃんは、いつもこの道を散歩しているらしく、歩いても
しれてるよっと。しかし、さっき歩いてきた距離を考えると、
ちょっと疲れもでて、しんどい。 そこに付け加えの言葉、「今日は日曜日で
バスの本数が減っているしね〜」と。。。。おっと!そういえば、
休日運転だったことをすっかり忘れていた。
つくづくこのミニバスに縁がない私である。結局、さっき来た道を辿り
トラステヴェレまで。
まだ、時間もある事だしせっかく来たのだから、ベルニーニの作品が置かれている
サン・フランチェスコ・ア・リーパ教会まで歩く。
教会自体は、13世紀が起源だそうで、17世紀に再建された。
外見は、さほど古さを感じさせないが。
何しろ、70歳を過ぎて手がけた偉大なるマエストロの官能的な作品が
ここに横たわる。
「福音ルドゥビカ・アルベルトーニ」。サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会の
「聖テレサの法悦」の恍惚の表情には、エロチックすぎてドキモを抜かれたが。
この作品もさらにすごい! しかも、これが70代の作品とは、彼の情熱の熱さに
感服するばかり。
大理石もベルニーニの手にかかると、粘土に変身するのかと疑うくらい
柔らかさが伝わってくるがから不思議だ。
暗いなかで白く浮かびあがる彫刻に見とれていると、神父様が現れた。
そこに1組のイタリア人夫婦、行き当たりばったりでこのご夫婦と一緒に
教会の中を見せていただくことになってしまった。
呪文のようにすらすら説明される神父さまだが、私のイタリア語レベルでは
到底おぼつかない。 小さくて狭い小部屋に案内されると、この教会は、
聖フランチェスコがローマ法王に会いにローマに訪れた際に、
おやすみになった場所だとおっしゃる。
おぉぉぉ この小部屋も清貧で知られる聖フランチェスコのごとく、
石壁で質素な造りのお部屋、しかしながら祭壇は美しかった。
一生懸命説明される神父様に、聖フランチェスコに対する信仰の熱さと
情熱に感動して、少しばかりだが私の感謝の気持ちを置いてきた。
素晴らしい経験をさせていただいた、しかしあそこでもっとイタリア語が理解
できたらな〜と。 イタリアに来てからこればっかり思う。
教会をでて、ちょっと疲れが出てきた。
今夜はトラステヴェレで何を食べようか。
いろいろ調べたが、多すぎて的が絞れない。 ということで、自宅の近所の
イタリア人シェフがローマのアミーコに聞いてくれたところへでも、
行ってみるとするか。。。。「Bir & Fud」
トゥリルッサ広場にあるピッツァが自慢のお店で、ビールの種類がハンパない。
まだ、午後4時半くらいだったが、外に置かれたビア樽をテーブルにして
数人が飲んでいた。 しかし、お店のカメリエーレが「食事は7時半
からです」というので、予約だけ入れてまたバールで一休み。
ちょっと買い物でもぶらぶらしようか。。。。
そろそろ、広場のあちこちにチェロやらいろんな楽器をもった人が現れ出した。
かと思うと、心地好い音楽が聞こえ出す♪
下町の雰囲気が残る
手作りのアクセサリーや陶芸など、いろんなお店が軒を連ねる。
上の写真は、オーガニック食品店。見ていたら、あれもこれも
欲しくなって、松の実やら、乾燥サフランなどを購入。
ここの乾燥サフラン、水に戻すと香りと黄色い色がものすごく強くて、
ほんとパワーを感じる。
まだまだ時間はあるので、サンタ・マリア・トラステヴェレ教会に
行ってぼ〜っとしたい。 石造りの為か、教会に座るとひんやりとした
空気に包まれて何だか心が落ち着く。
ここにある有名なモザイク作品のうんちくなどすっかり忘れて、
ただただぼんやり、それを眺めるだけ。。。
っと、しばらくしたら、なんかたくさんの人が座り出した!
これから、ミサが始まるのだ。
いく人かの司教が正装をし、言葉が始まった。
一人の司教が、手にお香をぶらさげてぐるんぐるんと振り回しながら、椅子と
椅子との通路を歩き出す。もちろん、私たちは起立して見守らねばならない。
そして、キリスト教徒でもない私に、賛美歌の歌詞のついた冊子を
勧めてくださったが、何故か申し訳ないようで遠慮してしまった、
失礼だったかな。。。 しかしながら、厳粛な時間を体験させてもらえて
感謝している。
さて、そろそろ食事へと行こう。
注文したピザは、カプリチョーザ。その名のごとく気まぐれっぽく、
ゴロゴロいろんなものが入っている。
お客は、若いカップルやら地元の子供連れのカップルのカジュアルなお店。
ビールは、スピナ、すごく美味しかった。 デザートは、チョコプディング。
中には、こってりチョコクリームが入ってて、さすがにヘビィ。
でもなんだか、女ひとり、落ち着いて食べてられないって感じの場所。
さて、トラステヴェレ大通りにでて、Hのバス乗ろう。バス停にはすごい人、人。
またまた超満員のテルミニ駅行きバスに乗って帰る。
仕事帰り人から観光客まで満タン、横に立っていた男女4人組、一人の
ラガッツァが「もうご飯食べた? 」ともう一人の娘ッコに聞いている。
「いや〜まだだけどさ、ちょっと立ち飲みで小ビール飲んできて、
頭がジ〜ラジ〜ラ(回る 回る)」わっははは!と明るい。
もうしゃべりまくりで、思わずこっちまで笑えてくる始末。
ほんとラテン系は底抜けに明るいわ。
あ〜楽しかった!
長かったような、短かったような一日。
いろんな体験をしたな〜今日は。。。。
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