2014年5月24日土曜日

ついにボルゲーゼ!官能的ベルニーニ

ボルゲーゼ美術館、予約制で2時間のお約束。

ローマパスで入れるため、チケットをわざわざネットで購入する必要はない。
が、しかし、この場合、電話で日時の予約が必須になる。 
メールでやれば聞き間違えもないというものだが・・・・。
http://www.galleriaborghese.it/info.htm
TEL: 06 32810

ちっとも通じなくて、なんどもかけ直したよ。
その時点では、ローマパスを持ってるのか持ってないのかなどは聞かれない。
英語かイタリア語を選択して、行く日にちと希望時間、名前を言えば向こうが
予約ナンバーをくれるのみ。
11時からだが、早めに着いて荷物を預けねば。。。。
と、テルミニ駅から、バス。
インフォメーションが教えてくれたL乗り場の910番。
これが20分たっても、ちっとも来なくて、焦ったわ。
後ろに並んでいたカップルとふと目が合い、ほんとにバス
きませんね〜とお互いぼやく。
オーストラリアから来たというカップル、この女性が、
「私たちもボルゲーゼ、地下鉄フラミニ駅からっていう手もあるわよ」
と言われたが、もうしばらく待ってみましょうということになり、
しばらくして、そのバスが到着するやいなや超満員になった。
その美術館は、バス停から道路を渡って、右に折れたら、すぐ現れた。
まずは、階段を登らず中央の入り口から地下へ入って。。。
チケットをもらい、荷物を預ける。

受付で、ローマパスをみせ、電話で聞いた番号と名前を言うとチケットをくれる。
その後、すぐ横の荷物預かりの受付へ移動して、小さなビニール袋をくれるので、
お水、ガイドブック、貴重品を入れ、外にいったん出て11時になったら、
この外の階段を上って一階の入り口から入る。
おぉぉ ドキドキ
ついに、ベルニーニの太もも食い込み作品の数々に出会える!
彼の作品は、一階に集中している。
2号室、最初に彼の20代の頃の作品、「ダビデ」が現れて、お待ちかねの
「アポロとダフネ」、これほんとに大理石で?っと信じられない。
ドラマチックに時が止まっている。あ!ダフネのお口が開いてる。
そして、ふと我に返って周りを見渡すと、他の人たちのお口も開いていた(笑)。
ずっと見たかった「プロセルピナの略奪」、もう指のひとつひとつをまじまじと
見入ってしまったよ。プロセルピナの太ももに食い込む冥界王プルートの指!
やわらかさがダイレクトに伝わってくる。
プロセルピナの頬を伝う涙。
しばらくその場所を動けなかった私、感動。。。
来れてほんとによかった。

初めてローマに来て、サンタマリア・ヴィットーリア教会で「聖女テレザ
の法悦」に感銘を受けた私、ここまで彼の作品を見てしまったら、
トラステヴェレの教会にある彼晩年の作「福者ルドゥヴィカ・アルベルトーニ」
も見に行かなきゃ。

おっと! もう一人バロックの巨匠を忘れてはいけませぬ。
入り口を挟んですぐ隣のカラヴァッジョのお部屋! 顔色の悪い
バッカス君、やっとお目にかかる日が来た。
相変わらず葡萄が美味そうだよ、「果物籠と青年」
ゴリアテの頭が、いろんな意味をもつカラヴァッジョ自身とされる
「ゴリアテの頭を持つダヴィデ」など。
ここは、カラヴァッジョファン必見のお部屋だ。
上の階にあがり、ティツィアーノ作「聖愛と俗愛」、見てみたかった!
上のほうあり、以外に大きいわ〜と驚く。天使が水槽に手をつっこんでる姿、
これがなんか意味があると聞いた事があるな〜。
そして、ラファエロの作品「一角獣を抱く貴婦人」、日本遠征はいかがでしたか?
などと問うてみる。

お目当ての作品は、一通り堪能。2時間じゃ足りないと思っていたけど
以外と小さいこの美術館。
カフェに行って、生絞りのジュースを頂く、あ〜生きかえった。 

さ〜て、これからピンチョの丘まで歩いて行きたが、はたして。。。。


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