2010年6月13日日曜日

arrivederci a ROMA

なごり欲しいカプリ島に別れを告げ、
ローマに入るが、もうはや高速は大渋滞だ。
なんとか集合場所に戻り、カプリ島で買った
お土産をひとまずホテルに置いて、
テルミニ駅の構内を横切ってマルサラ通りにでる。

今夜は、イタリアでの、ローマでの最後の夜。
ローマでは、以前テルミニ駅近くのスターホテル
メトロポールに滞在したとき、近くでまずいピッツァを
食べた記憶がある。今度こそは、うまいローマ風ピッツァを
絶対食べると心に決めていた。
ローマ人であるイタリア語の先生のお勧めの
ピッツェリアが、最後の切り札。
ちょっと一人歩きが心配の人通りのない夜道だが、
先生は、大丈夫だよって言ってくれてたし。
(この大丈夫の意味がビミョー(苦笑)

場所は、ローマ大学近くの学生街San Lorenzoと呼ばれるゾーン。
このマルサラ通りをサン・ロレンツォ門へ向かって歩く、その途中、
遺跡が見えるあたりから左方面に入って、degli Equi通りまで。
時刻は、すでに午後9時近く。
店の名前は、Pizzeria Formula 1。
名前の通り、壁にはF1のレーシングカーや、
レーサーの写真が貼ってあり、
店は、かなり古くて、テーブルも大人数用に繋げられて、
あたかもどこかの食堂にいるようだ。
メニューが置いてないにもかかわらず、
カメリエーレは、当然のように注文を聞きにくる。
しかも、超満員で、暑くてかなり騒がしいくて
熱気ムンムンだ。



なのに、、、、、


なのにだ。

ここには、今まで入ったリストランテや
トラットリアのような、観光客相手の
よそよそしさがない!
来てるお客もそこらへんの住民のようだ。
みんな熱く語り合い、大声で笑い、アツイ!
まさにイタリア人そのものだ。

メニューを持ってきてもらい、ピッツアは
マルゲリータを注文した。
ほんとに薄くて、かりっかりのクリスピーな
ロマーノのピッツァ。
びよ〜んとモッツァレラチーズが伸びる。
これに、この熱気むんむんの暑さでビールも
大ジョッキでぐいぐい。
これぞ、イタリアって気がして、
ローマ最後の最高の夜だった。

*2回目となると、写真もぐっと少なくなる。
最初は、このブログの記録用と思って
いろいろ撮っていたが、どこへ行っても
東洋人の顔をしているのは、私だけ。
食べる時も、いちいち写真など撮るのに
嫌気がさしてきてしまった。
なので、今回は、ほとんど撮っていない。
記録は、こうして言葉に残した。


夜が明けて、
13日、とうとう日本に帰る日がきた。
早朝、マルサラ通りにある空港行きのシャトルバス、
この6:50に乗る、空港まで1時間10分、
8ユーロだ。切符は、乗り場にいる係員から買う。


実は、ローマに着いても帰りのフィウミチーノ空港へ
行く手段をどうするか決めていなかった。
ホテル・ロイヤルサンティーナ前から出るこのシャトルバスの
ことは、うっすら頭にあっただけ。
テルミニ駅からレオナルドエクスプレスという手もあるが、
早朝は、電車の発車時刻が変ったりするとか聞いていたし、
最悪、タクシーかな、などと思っていた。
そんな中、ちょうど、昨日サンタ・マリア・イン・コスメディン教会から、
一緒にテルミニ駅まで帰った若者が、ここを教えてくれた。
わざわざ、一緒にここまで歩いてくれて。

人との出会いとは不思議なものだ。
あの時、私がデジカメの電池パックを忘れなかったら
ここのことも知らなかったことだろう。
そして、
トラステーヴェレで道を聞いたおじさん、
尋ねてから、あとで足がご不自由だったことに気づき、
後悔したが、わざわざ一緒に歩いてくれて、
申し訳なかった。。。。
ほんとにいろんな人たちに助けられた旅だった。
お世話になった、たくさんの人たちに感謝したい。
ありがとう!

いろいろあったイタリア、
もう、イタリアなんか大嫌い!と今回ほど思った事はない。
なのに、またここへ戻りたいという気持ちがふつふつと湧いてきている。
次は、再びヴェネチアへ、、、、などとビッグマウスしてみる。
やれやれ、どうやら私のイタリア熱はまだまだ覚めそうも
なさそうだ。
思ったら即、実行してしまう私を理解してくれる家族にも感謝!
やっぱり、愛してるよ、イタリア

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