お客様13人招待となっても、テーブルは、
絶対に13人一緒に並ぶことはしないと
ローマ人のイタリア語の先生は、おっしゃっていた。
なのに、今宵行くトラットリアの店の名は、
13 gobbiとういかにもやばそ〜うな名前である。
実は、私は、フィレンツェに着いたら
どんな腕利きシェフの創作料理よりも郷土料理を
食べてみたかったのだ。今回は、何でも挑戦してみるという
旅にしたかったから、牛の胃袋、蜂の巣の部分を
トマトソースで煮込んだ、Torippa alla fiorentinaを
食べてみたかった。
ホテルのコンシェルジュといろいろ話しているうちに、
トリッパは、通常フィレンツェ人たちは冬によく食べるらしく、
メニューにあっても、今日はないっていうこともあるからって、
電話でいろいろ尋ねてくれた。
そこで一件見つけてくれたのがココだ!
場所は、サンタマリアノヴェッラ駅付近のPorcellana通りで、この薄暗くて細〜い路地にぽつんと灯が灯っている店なのですぐわかる。
牛の胃袋をトマトソースで煮込んだあと、チーズを乗せてオーブンで
牛の胃袋をトマトソースで煮込んだあと、チーズを乗せてオーブンで
焼いてある。あたりを見回すと、結構食べている欧米人が多かったが、
私としては、残念ながらあまり美味しかったとは言えない。
途中でリタイアした私を、体も小さい方なので、
カメリエーレが”ほんとにアンタはピッコラだな〜”とからかったが、
まあ、良い体験をした。
右隣に座っていた2人のばぁーちゃん連中は、
フィレンツェ名物Bistecca Alla Fiorentina
の肉の量のすごさに腰を抜かしていた。
以前来た時に、他店でそれを食べたことがあるが、ここの量は、
半端じゃなかった。
そして、
帰ろうとする入り口付近は、なんと凄い行列ではないか!
欧米系の観光客にすごい人気のある店だと後で知った。
この日、ちょっとした事件が自分に起こった。
このトラットリアにくる前に、明日は、ヴィンチ村まで
サンタマリアノヴェッラ駅から電車に乗らなければならない
ということで、駅まで下見に行ったのだ。
駅で、電車の写真を撮ったり、小銭に替えるために、売店でお買い物をして
いたのだが、な〜んか背のえらく高い男が私を見てるなと感じていた。
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帰り道、ホテルのあるFiume通りで、背後から男の声。
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最初は、誰かが携帯で話してるのかと思っていたが、よく聞くと
"ちょっと質問があるんだ! 質問だけだよ!SOLO UNA DOMANDA!"
というので振り返ると、なんとさっきの男が!
きゃ〜こわっ!
どうも後をつけられたようだ。
この通りは、静かでもあるが逆に人通りも少ない。
運良くリヤカーを引いたおじさんが近くにいたこともあって
よかったのかも。即座に、ホテルに入り込んだ。
いったい何の用だったんだろうか?
賞味期限もとうにすぎて、痩せて美味しそうでもない
こんなアジア人の女に、ナンパとは考えにくい!
一人あれやこれや妄想のを膨らます
一夜だった。
神様が助けてくださった、感謝しよう。
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