2008年3月26日水曜日

ダ・ヴィンチを慕って。。。ロワール古城めぐりPartⅢ

クロ・リュセに小さな礼拝堂がある。
その壁には、ロマネスクのアーチの下に
ダ・ヴィンチの弟子、メルツィたちが
描いたといわれるフレスコ画が4枚ある。
イタリアでは弟子の作品を見た記憶がないが・・・・
ど~もこれには迫力感がないというのか、
感動がいまいちな私。

ダ・ヴィンチは、ヴェロッキオ親方を
あっというまに超えてしまったが、
あまりにも師が偉大すぎて超える
弟子は一人も出なかったのか?
いや~しかし、ラファエロなんか
うまいことやったもんだ。
ダ・ヴィンチと出会ってから、
工房に出入りを許されていたらしいが、
その後の絵なんぞ、まるっきり
ダ・ヴィンチの影響大だ。

とバスの中でどうでもいいようなことを考えてると、
バスはシュノンソー城へと向かう。

シュノンソー城
最初は、アンリ2世から与えられた
愛妾 ディアーヌ・ド・ポアティエの城だった。
彼女は、王よりなんと20歳も年上だったから
驚きだ。 よっぽどお美しかったのだろう。
聞くところによると、肌が透けるほど美しかったらしい。
私も帰ったらさっそくマッサージ、
パックしようっと(なんのこと~)
王の不慮の死後、正妻のカトリーヌ・ド・メディシスが
奪い返し、その後の時代も女たちが激しい
火花を散らした城らしいが、まあ
そんな憎悪が取り巻く城なんぞ、
興味もなかった。


ここでは、独自のワイナリーを持っていて、
ワインテイスティングが出来るというので
楽しみにしていた。




赤ワイン、白、ロゼ、
そしてシャンパンの辛口、甘口
少しつづだか、ほんとに美味しかった。
きっとこのフランスの空気だから
美味しいに違いない。
日本へ送ってもらえるらしいが
この味は、ここでしか味わえないと思った。

城の中へ入っていくと、さすがに
女たちの強欲が見える。
ゴージャスの一言なのだ! カトリーヌ・ド・メディシスが
ルネッサンス芸術を積極的に取り入れていたこともあって、
ところどころ細かい細工が素晴らしく美しかった。
何よりも、至る所に生花のフラワーアレンジメントが
美しく飾られていたこと。
春になるにと、手入れされたお庭が見事なそうな・・・・
4月か5月ころ、春真っ只中に来てみたいものだ。



帰りのバスで見たすごく大きな虹の架け橋!
車窓から写したので酷いが、こんな
架け橋になるくらいのを見たのは、どれだけぶりだろう・・・
高速からパリ市内に入ると、エッフェル塔か見えてきた。


あ、自由の女神だ!
うん、今度来る時はセーヌ河クルーズしてみよう。


さあ、帰りは、マイバス社のある ピラミッド駅から
初めてのメトロ。
ミラノでは色分けされてて、シンプルだったのに、
パリは線が多すぎだよ~
案の定、思い込みで次の駅、オペラまで7号線で行って
3号線の乗り換え場所のディレクションを
見落としたのかわからない。
近くのマダムに聞いたら、彼女も今から
3号線に乗るところだと言うではないか!
じゃ、一緒に行きましょうと言ってくれた。
メルシ~ マダム!
が、しかし、あとで地図を確認したら、
ピラミッドから14号線でサンラザールまで
一気に行けた、しかも終点駅
ったく よく地図を見よ! とほほほほ
こんなことで明日、ルーヴル美術館へ行けるのだろうか・・・・


まあ、なんとかホテルにたどり着いたら午後7時過ぎ。
日曜日は、レストランもデパートもお休み。
ホテルの中にあるレストランに、フロントから
予約を入れてもらう。

レストランの造りもアンティークでなかなかよかった。
席も、窓際は日本人とか居てざわざわしていたけど、
なんといっても宿泊客は強いのだ、奥の静かで
いい場所を案内してくれた。
蟹とアボガドとチコリとであえた前菜でシャンパンから始める。
が、しかしこれが余計だった!
すでにサーモンのムースみたいなのと薄切りのパンが
おまけで付いてるのね。

そうこうしているうちに、
胴製のオーヴァル鍋で焼かれた舌平目を
確認のため、持ってきた。
うっひょ~ すごい大きい!しかも肉厚!
日本と品種が違うぞ!
OKをだすと、せっせと骨抜きしてくれて
付け合せと一緒にお皿に乗せて持ってきた。
う~ん バターとハーブのハーモニーが絶妙!
コロコロのポテトどっさりと、
小さなイカの中にこれもハーブの効いた詰め物。
さすがにポテトは全部食べきれない。
もう、この時点ですでにお腹いっぱい。

それでも、欲張りな私はデザートまで
注文してしまった!
それもクレープ ジュゼット。
目の前でグランマニエをふりかけ
ぶぉぉぉっと火を放つ。
オレンジの香りがほのかに漂い・・・
う~~~~
究極に甘いぞ!
さすがに完食はできなかったが
美味しいものをたくさん食べた。
今夜はとれびあ~~~~ん。
幸せな一日であったわ
さあ、明日は、モナリザに会える
今夜は、わくわくして、眠れないよ!

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