2008年3月31日月曜日

左岸が好き!

ノートルダム寺院を背に、クリニュー中世美術館へ行きたい。
地図を眺めながらドュブル橋を渡ろうとすると、さっき 塔の
入り口で並んでいた時にお見かけした女性が・・・・。
声をかけると、彼女も一人旅で今から中世美術館へ
行くと言う。 「ご迷惑でなければ、美術館までご一緒させていだたけますか?」
と私が尋ねると、快く引き受けてくれた。
ありがとう!
旅は道連れと言うが、まさにそのとおり。

セーヌ川沿いに、楽しい会話が弾んだ。
楽しかった。
ほんとにパリは、女性の一人旅をよく見かけた。






名のとおり、建物も中世のなごりを残す美術館。
ローマ時代の遺跡もある。
中に入ると、バチカン博物館を髣髴させるような数々。
あーーーーローマに戻りたい!


特に、必見と言われる貴婦人と一角獣のタペストリーには美しさのあまり
心奪われる。 色はとうに褪せてしまっているというのに・・・・・。
今まで、バチカンでもヴェルサイユでもタペストリーをいやというほど
見てきたが、 このような素晴らしいのに出会ったことはなかった。
一角獣があまりにもインパクトが強すぎるからだろうか・・・・・。
一番見たかった、木製のマグダラのマリア、
1500年頃にブリュッセルで作られた
と言うが、あまりの小ささに驚いた。
こんなに小さいのに、強い神秘さを放っている。



中世美術館を出て、てくてく ソルボンヌ大学付近を歩いて行く。
リュクサンブール公園の端をぐるりと囲うように、サン・シュピルス教会
へと向かう。
信号待ちでちょっと地図を確認していると、学生さんらしき女性が
「大丈夫ですか? よかったらお手伝いしましょうか?」と声をかけてくれた。
さすがにこのあたりの学生は、知的っぽい雰囲気だ。
「ありがとう、なんとか行けそうです。 」と言って微笑み返しした。


サン・シュピルス教会は、修復中で大きなクレーンが
景観を害してたが、向かえにある噴水が気持ちいい・・・・
パリっ子は、夏場、ここで夕涼みをすると聞くが、私も参加させていただきたい。
中に入ってすぐ右を見ると、そこにはドラクロアの壁画”ヤコブと天使の戦い”が。
あ~ いいね~ドラクロア。
やっぱりドラクロワの美術館へ行きたくなる。
ここからすぐだと言うのに、まったくわからない。
ダイレクションが示す通りを行ったり来たり、
人に聞くと、ほんとに小さな看板があり、
すぐそこにあった。
ほんとに目の前のものってに気がつかない。
うきうきして入っていくと、扉にも鍵がかかって、
工事中ではないか!
工事のおじさんが言うには、今日は工事のためクロズだと言う。
工事は休館日にやってよ!
がっかりだよーーーーーーーーーっ (泣)
ドラクロアのアトリエもそのまま残ってるということで
すごく見たかったのに・・・・・・。


まあ、こんなこともあると気分取り直して、
サンジェルマンデプレ界隈を歩く。
いいな~ この雰囲・・・・・・・・うん たまらなく好きだ。
小さなギャラリーがあったり、アンティークアクセサリーを売る
お店があったり、ショーウンドウを見てるだけでも楽しい。
今度、泊まるときは、このあたりに泊まってみたい気分になる。

ふと、こんなのが目に飛び込んできた。

あ、Vだ!
スプレーだと思うけど、すごい! こんな落書きだけど、ちゃんとアートしてる。
感激してしまった。
ヲタク魂炸裂のウォシャウスキー兄弟は
ほんとにスキ。
Vフォー・ヴェンデッタがまた見たくなってしまった。

そろそろ カフェにでも入ろう。
サンジェルマンデプレに行ったら入ろうと心に決めていた
”ラディレ”
すぐそこだ。


このグリーンとパープルがなんて小粋なんざんしょ!
町にすっかり溶け込むから、パリって素敵だ。
店内は、ガラリと雰囲気が違って、チャイナ風
もちろん、
注文は、マカロン!


ミニマカロンセットにとアール・グレーの紅茶を頼む。
ふわっとして、中にはさんであるクリームが
なめらか~ 美味しい!!
私はチョコが好き。

もっとずっとこのあたりでうろうろしたかった。
さて、メトロに乗るとしよう・・・・・
私は、4号線沿いが一番好きになった。

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