2008年3月31日月曜日

CHANELの魔力


カンボン通り




パリに行ったら、カンボン通りにある
シャネルの本店で、お財布を買おう。
これがちょっとした私の夢でもあった。

カンボン通りに何故こだわるのか、
それは、ココ・シャネル自身が、
ここから帽子屋としてスタートした
始まりの場所だから。そう、
言わば、私にとってここのメゾンは
聖地みたな場所。


ただ、スーパーブランドだから
CHANELが好きというのではない。
当時のモード界の常識を覆し、
シャネルという*自分自身*をブランド
にしてしまったという凄さ、
孤児院からという過去をも
伝説にしてしまう、その強さ。
そんな彼女にずっと惹かれながら、
CHANELというブランドに、
憧れ続けている。


店内に入ると、
シンプルな黒のタートルセーターに、
Cマークの混じったロングネックレスを
じゃらじゃらと付けたスタッフが
笑顔で心地よく迎えてくれた。
もう、この時点でCHANELの魔法に
かけられたも同然である。(笑)
金でもダイヤでもプラチナでも本真珠でもない
そのロングネックレスは、フェイクなのに、
フェイクなのにである、一度見たら釘付けにされる。
いろんなものに目移りがして、すっかり目的で
あったお財布を忘れそうだった。

定番のキャビアスキンに決めて、
支払いをするディスクへと向かう。


が、・・・・


やっぱり、気になるのだ! 
どーしても新作のキルティングのほうが・・・・・・。
お値段も、当然新作のほうが高い。
いや、値段の問題ではない。
自分がそれがほんとうに好きかどうかだ。
こうやってうだうだ迷っていると・・・・

その彼女が一言、私に言った極めつけの言葉は・・・・・
「パリのいい思い出になりますよ。」と・・・・・

うぅぅう ここで私がどうなったか、
もはや書くまでもない。
こうやって、CHANELという魔力によって
女達は、ヤラレテしまうのだ。

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