2008年3月26日水曜日

ルーヴルからコンコルド広場まで

ルーヴル美術館の中のランチタイムは
すごい人。 食べるところはいろいろあって
自分で選べるのも嬉しい。
カフェテリアで並びながら、好きなものを
少しずつ取っていく。 あれ、後ろのおばちゃんが
何やらとったのはアーティチョークっぽいぞ。
尋ねるとそっと私のお皿に乗せてくれた、
グラッツェ!
いかん、またもやイタ語がでてしまう。
ここはフランスだっちゅーの。
ゴリゴリ・・・(アーティチョークを食べる音)

そろそろ、お外の空気が吸いたい。
意外と小さいカルーゼル門をくぐって
チェイルリー公園へでる。
ふぅ~~~~~ 空気が美味しい!
ちょっと太陽も出てきた。


あ、カエサル様だ!
史上最強の男と呼ばれた
ローマ人。
ガリア遠征、お疲れ様です。

寒いけど、風が心地よい。
どんどん歩いていくと、
マリー・アントワネットが
ギロチンにかけられた場所、
コンコルド広場が目に広がる、
私は、この広場の噴水が好きだ。

なんてたって、ローマのサンピエトロ寺院の
噴水と同じものなんだから。
イタリアっぽい!
イタリアが突然、恋しくなる私。

オベリスクの向こうには、
シャンゼリゼ通りが凱旋門に向かって
上り坂に走り、
左手にはエッフェル塔が見える。
しかし、帰るまでにあそこへ
行く時間あるのだろうか・・・・・
パリに来て、シャンゼリゼも
エッフェル塔も行かずに終るのか・・・・
とんだお笑い種だ。
いや・・・・
パリは、思ったより狭くて、
そんな心配をしなくてもいいと
後でわかるのだが・・・・

コンコルド広場に着くと、
イスラエルの首相が来訪していたせいか、
マシンガンを担いだ兵士たちがよく目に付いた。
ここまで来たんだからって勢いで、ついでに
オランジェリー美術館のモネの睡蓮を
見に行ってしまったよ。
自然の光を取り入れて、たくさんの
横長に大きい絵が湾曲状になって
張り付いてる

何種類もの紫がほんとにたくみに使ってある。
自然の光になじんで、なんて美しいんだろ・・・・
たくさんの睡蓮を堪能した後、
あとは、興味ないのでさっさと出る。

パレ・ロワイヤルで子牛線のメダルを探しに行く。
途中、カフェで休憩。
その後、またまたルーヴルへ戻って
見たかった彫刻なんぞ見まくる。
いや~ ほんとにご苦労様。
よく歩いたと自分でも関心。

もちろん、ミロのヴィーナスも後姿、
隈なくチェック!
石膏でお馴染みなのか、いまいち感動しないのよね~
それよりも、ミケランジェロの瀕死の奴隷。
この表情には参った! 苦しみのかけらもない。
恍惚そのものなんだ。こっちまで気持ちよくなってくる。
そんな気分をさらに高めてくるのが、
エロスの接吻で目覚めるプシュケ。
全てが美しすぎる!
家へ連れて帰りたくなったのは、聖マグダラのマリア。
つやつやしてて、ほんとに美しい。
私は、しばらくこの前でずっと見とれてしまった。
これ、欲しい!
ボッティチェリのヴィーナスを思わせる。

彫刻ってほんとにすごいよね、
失敗が許されないと言うのか、
まあ、巨匠たちはちゃんと計算済みで
進めていくんだろうけど・・・・
書き直しがすぐできる絵とはまるっきり
違うよね~ などと明るくて
天井の高いマルリーの中庭の馬たちを
眺めながら、今夜は、ルーヴルの
カフェ・マルリーでディナーしたいな・・・・

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