2007年10月16日火曜日

ヴェローナ、シルミオーネそしてミラノへ・・・

夢の都ともあっという間にさよなら

ヴェローナへと向かう。
ロミオとジュリエットゆかりの地で
ジュリエット像の右胸をなでなで
さわると幸せになるという伝説から
ジュリエットの右胸はてれってれだった。



ヴェローナというと、オペラファンには
たまらないアレーナ、野外円形劇場がある。
2000年も経つというのに、
中は大理石の階段席でしっかりしていて、
たまにアンモナイトなんぞはまり込んでいる。
星空の下で、アイーダなんぞ見たら
ケ ファンタスティコ!って叫びそう・・・・


ガルダ湖に突き出たシルミオーネで休憩
ここはほんと保養地、
スパ入りたい!

いよいよ最終地 ミラノへ・・・・
ここで、ツアーの皆さんは、オプショナルツアーで
コモ湖へ・・・
私は、ミラノにこだわる。

ミラノでふらりと入ったトラットリアで食べたドルチェ!
うまい!!!




エレベータで屋上にあがってみると
斜めの屋根。
ローマからずっと
バロックやロマネスクの建築様式を見てきたが
ここのドゥオモは、つきんつきん屋根の
ゴシックなのだ。
ここのステンドグラスは
それはそれは美しかった




ミラノでは、地下鉄もトラムも一人で乗ってまわった。
地下鉄構内もすごくわかりやすい色分け表示で
乗り換えもすいすい。
経済都市とあって、ここのちょいワルおやじも
垢抜けして めっちゃクールなのだ!
ブランド街のモンテナポレオーネ通りを
歩くと、イタリア女もモデルがそのままコレクションから
抜け出てきたよう! 
さすがにミラネーゼ
レザーの着こなし方には脱帽!
流行のライダースはみごとに決まってる。
時折、スキンヘッドでブラックTシャツを来ている
にいちゃんを見ると、誰も彼もドルチェ&ガッパーナの
デザイナー ドメニコ・ドルチェに見えて仕方が無い。

ガラスの天井が芸術的、
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレッリアの中にある
モザイクの牛、この穴に踵を入れて
ぐるりと回ると幸せになれるという。


そろそろ目的地のブレラ美術館。
マンテーニャの死せるキリスト、
リアルさと遠近法の素晴らしさにため息。
ラファエロの作品の数々も素晴らしかった。

地下鉄に乗って、ドゥオモまで戻り


アンブロジアーナ美術館へ
ここには、ダ・ヴィンチ作の
楽師の肖像があると聞いていたので
楽しみに行ってみると。。。。
う~ん これがほんとに彼が描いたんだろうか
一説には違うとも言われるけど・・・
顔周り付近は、ダ・ヴィンチかもと思うけど、
着ているベストとか どうも荒っぽい。
お昼前だったので、カラヴァッジョの
果物かごの葡萄をつまんでやろうかという
衝動に駆られた。
それしても みずみずしくて
恐ろしくリアルだ!



さ~て ダ・ヴィンチも建築にかかわったという


スフォルツェスコ城へ。
バースデーケーキさながらの噴水も綺麗。
城内には、ミケランジェロの最後の作
ロンダーニのピエタがあるのだ。
どこでしょっか?と係員に聞くと、くすっと笑って
ずっと遠くだよと言うイケメン。
違う人に聞いたら すぐそこにあった、ったくぅ(苦笑)
時間がなんだから ジョーク言ってる場合じゃないっつうの

しかし・・・・
ロンダーニのピエタ
見た瞬間 泣けてきたのだ・・・・・・・
老いた母親をおぶ息子の姿に見えて・・・
そして、ヴァチカンで見たあの完璧極まりない
ピエタとのギャップの差に。
もう目もほとんど見えたくなっていたという。
無理をしたんだろうね~
大理石の中に人間がいるから、早く出してあげないと
窒息してしまうというエピソードも
この旅で聞いて驚いた。
ダ・ヴィンチの宿敵 ミケランジェロの
話はこれくらいにしておこう。

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