2007年10月12日金曜日
感激! ウフィッツィ美術館
フィレンツェ・・・・
ルネッサンス最高潮時の巨匠たちが
ここを闊歩していたのかと思うと
胸が熱くなってくる・・・・・・
街中が天井のない美術館とはよく言ったものだ。
ほんとに、美術館の彫刻が間違えてここに
置かれてあるんじゃないかと思うくらい。
ドゥオモを横目にぞろぞろ歩いて
私達は、ウフィッツィ美術館へと向かう。
古い! それにしても古い美術館なのだ。
なんせ1500年代の行政機関の事務所だったんだから。
古い階段を上がって、念願だったボッティチェリのビーナスの誕生、
アフロディーテ様に会えた時は、その美しさに惚れ惚れ。
おっと、そこで私を見てるのは、ラファエロさんじゃござんせんか。
寂しそうでうつろな瞳、この肖像画は一度見たら忘れられない。
そして・・・ついに
念願だったダ・ヴィンチの作品が並ぶ
ヴァチカンでお見かけした聖ヒエロニムスがごろごろいる、
東方三博士の礼拝、こんな数で迫られると
怖いので、右側にいるダ・ヴィンチ自身だといわれる
美形の男性に注目していた(笑)
さて・・・
お待ちかねの受胎告知
日本にこの作品が来たときは、前売り券まで買った。
まさかここ、イタリアに来るとは思いもよらなかった。
あ~よかった この古い美術館で会えて。
私は、ここで見たかったのだ!
大天使ガブリエルの赤い布の鮮明さ、
これがほんとに500年も前に描かれたものと疑うくらい
マリア様の前に置かれた調度品の彫刻もくっきり浮き出てて
すごい! 呼吸が止まるくらい。
完璧すぎて怖いくらい。
どことなくかすかな蒼いもやがかかったようで
以外に冷たさを感じた。
それよりも私の心を揺さぶったのは、
キリストの洗礼の天使のほう。
ヴェロッキオ親方が描いたものだが、
天使はダ・ヴィンチが担当したといわれる
やわらかそうな髪にこまやかに入れられたハイライト
ふわ~っと幸せ色にそまった頬、
つい天使の目にずっと見惚れてしまった。
おや、気がつくとツアー一行はもう違う部屋へ 待ってくりぃ~
やっと、帰り前の数十分のフリーになり 喉が渇いてたまらん。
隅にあるバールに入り込んで アイスコーヒーをぐいっと飲み干し、
とにかくメデューサの生首へ突進!
うっひょ~ ぶっとんでますわ~ 確かに!
滴る血も生々しい~~~~
すごいぞ!カラヴァッジョ
しかし、見たいものばっかりで たった2時間じゃ
ぜんぜん足りないよ~
フィレンツェを発つ朝早く、フィレンツェのレオナルド・ダ・ヴィンチ
に会いたくて、ひとっ走りでまたウフィッツィの前へ
イタリアの7時過ぎはまだ薄暗い。 行く途中、
ドォーモ広場あたりだけが濡れていた。
え? 雨?
っとそこへガーガーうるさい散水車が後ろから着いてくる
なんと清掃してたのね~
フィレンツェは、ピサまで行ってしまったので、この街はほとんど
見ていないに等しい・・・・
今度は、もっとゆっくり フィレンツェ職人さんの技も見たいし、
ヴェッキオ橋も冷やかしに行ってみたい。
それにミケランジェロのダヴィデも!
そして見逃したジョットの鐘楼へも登ってみたい!
今度は、ドゥオモが見えるホテルに泊まれたら・・・・
また、行くしかないわ こりゃ。
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