2009年3月20日金曜日
Disney magic
先週の半ばから、念願のホテル ミラコスタに2泊してきた。
家族で行ったので、ヴェネチアサイドの、中ドア1枚で
繋がった部屋、コネクティングルームをとる。
ディズニーシーのパーク内に存在する
このホテルで過ごすことがいかに
価値のある事か、ディズニーの底力を
改めて思い知った。
まずは、エントランス
ルネッサンス期のフィレンツェ建築様式を
模した素晴らしい建物。
中に入ると、アーチ型の天井に
施されたフレスコ画。
中央に置かれた帆船のオブジェには
ちゃんとミッキーが乗っていて
出迎えてくる。
エレベータに乗れば、ミッキーの声が突然
「上に行くよ!」
「2階、ロビーに到着!」
と声をかけてくる。
廊下の壁は、素晴らしい風景の中にピノキオと
おじいさんの絵で埋まっていて、実に
アートそのものだ。
そして、部屋に入れば、けっして子供っぽくない
シックな色合わせのインテリアの中、
ベッドカバーに壁紙、
気の利いたアメニティーグッズ、
バスルームのガラス扉までが、
ディズニーのキャラで埋まっていて、
もう すべてがディズニーの世界なのだ。
そこから、ディズニーシーのパークへは、
裏の入り口から、手の甲にスタンプを
押してもらって、何度でも
行き来できるのが嬉しい!
このスタンプ、
無色なのに、特殊な光をあてるとミッキーの絵が浮き上がる
(お風呂にはいっても取れないから不思議!というかコワイ)
ディズニーシーは、歩いているだけでも楽しいのだ。
正面には、どか〜んと大きな火山が
たまに火を吹き、7つの海をテーマに小さな国たちが
ぎっしり詰まっていて冒険心をくすぐるのか、
不思議と心が、ウキウキしてくるのだ。
歩き疲れてのどが乾いたら、レストランや
ワゴンでビールをちょっと一杯ってのも嬉しい。
ここが、ディズニーランドとの大きな違いだ。
アトラクションはどうかと言えば、
実は、私はタワー・オブ・テラーをかなり楽しみにしていたのだ。
中の美術品は、最高に面白い、のだが、
だが・・・・・・・
それより何より、やはり怖かったのだ、あの急下降は。
それも、一度ではなく、何度も落としてくれるから
たまったものじゃない。リピーターだろうか、背後から
「まだまだ! これからだからね」と言う声が聞こえてきて
「えーーーー!』っと一瞬青ざめた。
これは、人によってやめつきになるらしい。
いや、私は、もう結構と言いたい・・・・・・
ところだが、
きっとまた行ったら雰囲気に負けて
乗るに違いない(苦笑)。
一番良かったのは、インディー・ジョーンズ
クリスタルスカルの魔宮
スリルあって、行く先々で待ち構える
トリックが楽しい。
ロストリバーデルタ付近を歩いていると、
トランジットスチーマーライン乗り場あたりで
ジョーンズ博士に遭遇する。
何やら動かない木箱を一生懸命
持ち上げている様子、付近にいるスタッフに
ヘルプを頼んでいる。
周りの人たちはあっけにとられて
ジョーンズ博士を目で追うしかない。
ディズニーのキャラたちがうろうろ
しているだけでなく、
こんな突然のパフォーマンスにも
出くわすこともあるのだ。
あとは、センター・オブ・ジ・アース
これは、最後に待ち構える恐怖が
悲鳴と共に増大されて楽しかった!
そして、
ヴェネツァン・ゴンドラ
まあ 本物のヴェネチアにはかなわないが、
これは、夕暮れ時に乗る事をお勧めする。
町並みにちらほら明かりが灯りだし、
ハーバーの眺めがなんともロマンチックに染まる。
ゴンドリエーレが歌を歌い、チャオの言葉がが行き交う。
相乗りになった人の中に、お誕生日の方がいらして
みんなで♪Tanti Auguri a te〜〜、♪Tanti Auguri a te〜〜
と歌った。あ〜もう すべてがイタリア!
人のお誕生日なのに何故か自分も嬉しくなる。
さ〜て、
夜のお待ちかねのショウ、ブラアヴィーシーモ!(BraviSEAmo)
これは、イタリア語のBravoの最上級 Bravissimoにディズニーシー
のseaを組み合わせた造語らしい。
水上で行われるショウは、水しぶき舞う中、光と
音楽との融合で素晴らしく見事。
船に乗ったミッキーが勇ましく登場したり、
大きな翼を広げた火の精 プロメテオが
暴れたりですごい!
最後には花火が打ち上げられて、盛り上がった。
夜の暗闇にとけ込んで実に美しかったこと。
このショウをミラコスタのレストラン、
オチェーアノのテラスから眺める。
しかも、ちゃんとメインの前にコースを
止めてくださる配慮もありがたい。
こうしたすべてのディズニーのスタッフの徹底した、
人をもてなす心遣いの素晴らしさを体感し、
心置きなく、童心にもどって遊び心をとり戻させてくる。
そんな夢の世界は、ここに滞在するならであろう。
居心地の良さにチェックアウトも忘れてしまうくらいだ。
ほんとにディズニーの魔法にかけられた3日間だった。
ディズニーの25周年のキャッチコピー、
”夢見る事を忘れないで。それは、きっと、かなうから。”
の言葉を忘れずにいたい。
そしてまた、ここへ泊まりたい、またミッキーに会いたい。
ディズニーの魔法は、真実なり。
2009年1月28日水曜日
Andrew Yeth展に行く
2009年1月4日から3月8日まで
愛知県美術館で開催されている
アンドリュー・ワイエス展、
アメリカン リアリズムの画家で
素描からテンペラ、水彩まで150点が展示されてある。
習作から水彩画、あるいはテンペラへと
移っていくプロセスを作品で語っているのも興味深い。
リアリズムは好きだ
だが、
ほんとは、
あまり興味なかったのだ
卓越したテクニックを駆使して
写真のごとき精巧なのだろうと
思いきや すっかり裏切られた。
そんな領域なんぞ
はるかに超えていたのだ。
どこにでもあるアメリカの片田舎、
素朴な風景と暮らし
そんな風景を見てると
あれ? という感覚に捕われる
その絵の中にぐいっと引っ張られて、
今、そこに自分が立っているような、
それはまるで、あたかも瞬間移動してしまったかのような・・・・・・
まさにワイエス マジックだ!
私の心を捕らえたのは、
”煮炊き用薪ストーヴ"
右側の小窓からやわらかな光が
赤いゼラニュウムを挿す
真ん中には、ど〜んと置かれた
アンティークなストーヴ
その上に、今晩のおかずだろうか
ホウロウのお鍋がちょこんとある
今にもぽきっと折れてしまいそうな背もたれの
古びたロッキングチェア
そして、
左側の女主、クリスティーナは私が来たのも
てんでおかまいなしだ。
なんてあたりまえの風景なのだろう
なのに、どこかしら嬉しくて、温かくて ほっとする
ふっと我にかえると、
彼のインタビューのビデオが流れていた。
年をとっても
何かが自分の想像力を刺激したら
すぐさま 行動に出るべきである。
すぐ外に出て 行動せよ
そして、一日 一日を精一杯
生きること。
とおっしゃっていた。
91歳になっても描き続けたエネルギー
には驚かされる。
それは、決して義務ではなく、
人生を慈しむかのように。
そんな彼がつい先日、
天国へ旅立ったことを聞いた。
ほんとに残念に思う。
「あなたはもうこの世界にいないけど、
今日は何かちょっとした勇気を
もらった気がしたよ。
ありがとう、アンドリュー」
2009年1月23日金曜日
Mighty Mouse逝く
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